どこよりも詳しく解説・Planet(旧プレミアタックスフリー)の免税手続きについてまとめています。
—–
高額なショッピングに限らず、同じ店で一度に1日でまとまったお買い物をした時などはぜひこの免税手続きを念頭にと思います。
購入金額の10〜12%が戻ってくるのですから、やらない手はありません。
今回、免税手続き代行業者であるプレミアタックスフリー社の書類だった場合の手続きについて、
フランスで免税対象の商品を購入
ドイツ・フランクフルト空港から出国(最終出国地)
の処理について記載いたします。
先日の年末年始、パリ、フランクフルトに行って参りました。
【2018年12月〜2019年1月】
ビジネスクラスで行く、冬のパリ・フランクフルト旅行スケジュール
https://mashichan.com/entry/201812-201901-frankfurt-paris-schedule
その際の状況を例に、記載したいと思います。
なお、2018年12月から、社名が変更となっており、
プレミアタックスフリーから
Planetとなっておりますが、現状お店から渡される書面もまだ旧社名(プレミアタックスフリー)となっておりますが、処理において支障はないかと思います。
今回帰国して改めてフォームを見てみると、免税書類のフォームが若干変更になっておりました。
具体的には、ハンコを押す場所が変わっていました。
しかし私はいつもどおりと思って、現地で全くチェックせず、そのままハンコを押してもらったまま帰国するという「しくじり」を犯してしまいました。
今回税関から間違った場所にハンコを押されてしまい、どうなるか、ちゃんと返金されるのか少々不安ではありましたが、無事、クレジットカードに返金処理がなされました(送付してから1ヶ月後)!
免税書類の書き方、今回の場合はフランクフルト空港を例に、税関の場所やその処理にあたっての注意点、どのように「しくじり」を挽回(リカバリ)したかも含め、解説します。
[toc]
免税手続き代行業者・Planet(旧プレミアタックスフリー社)の場合
プレミアタックスフリーからPlanetへ社名変更
2018年12月から社名変更されております。
2018年12月末に、複数のお店で購入したのですが、最初のお店はプレミアタックスフリー社の書類、次のお店ではPlanetと記載されていました。
書類が変わっているのに気づいて、店員に聞いて確認しました。
Planet社についても、旧プレミアタックスフリー社と同様、残念ながら日本語のウェブサイトがございません。
Planet
https://www.planetpayment.com/en/shoppers/
※旧社名(プレミアタックスフリー)のアドレスをいれると上記のサイトに自動的に転送されます。
流れとしましては、他の免税手続き業者であるグローバルブルー社と若干異なります。
グローバルブルー社のように税関のスタンプを押した後や日本の空港(羽田、成田等)に投函するためのポスト・専用BOXがございません。
例えば、グローバルブルー社ですとこのようなBOXです。
ポストがないので、手段としては日本に戻って郵送しかありません。。。
海外の空港にプレミアタックスフリーのポストがあるようなのですが、これまで探しましたが空港にそのようなポストがあったためしがありません。
ということで、私はどうしているかというと、
Planet(旧プレミアタックスフリー)については、
日本まで免税書類一式持って帰ります。
もちろん、免税スタンプをもらって、です。
以下、商品を購入してから実際の書面の見方、流れとなります。
今回、「やっちまった」ところがあるのですが、それについてはどうなったか、追って報告致します。
ドイツフランクフルト国際空港の税関の場所(第1ターミナルの場合)
私は、今回ルフトハンザを利用しましたので、
第1ターミナル(Zから始まる搭乗口)でのご案内となります。
このターミナルを利用する航空会社は、ルフトハンザやANAなどですね。
第2ターミナルについて
他に第2ターミナル(D付近)にもスタンプをもらう税関ございます。
航空会社は、例えばJAL便を利用するときはこのターミナルです。
2019年7月にフランクフルト国際空港から日本帰国時(セントレア空港着)の際に利用しまして、以下にまとめています。
日本帰国前、フランクフルト空港での免税手続きにめっちゃ手間取りましたが無事処理できました【2019年7月ウィーン・パリ旅行】24
第1ターミナルでの税関の場所(Zから始まる搭乗口)
以下は、Z●●となっている搭乗口の場合の税関(CustomもしくはZoll)の場所です。
このエリアの場合、非常に簡単でして、
出国手続きをしたすぐの場所にあります。
出て、左手です。
目の前にDuty Freeショップがありますので、
見逃さないように・・・。
この目印が窓口の上の方にあるので、チェックです。
鷲(ワシ)?のマークが目印です。
Customs Declarationとあります。
この中で、
「Tax Refund, please stamp !」
といい、スタンプをもらいましょう。
ちなみに、税関の隣に、グローバルブルーの窓口があります
今回のPlanet(旧・プレミアタックスフリー)とは別の免税手続き会社である、グローバルブルーの窓口が、上記税関の隣にあります。
税関でスタンプをもらって、以下のグローバルブルーの窓口に行き、
そこにあるポストに投函すれば終了です。
参考・グローバルブルーの場合、羽田空港国際線の到着ロビー(2F)のJAL ABCカウンターの前にポストがあります
万が一、ポストできなかったとしても、
羽田空港(国際線・到着ロビー)にもポストがあります。
具体的には、羽田空港国際線の到着ロビー(2F)の、JAL ABCカウンターの前にポストがあります。
【羽田空港国際線・到着ロビー】
上記、赤丸のところです。
参考・グローバルブルーの場合、成田空港(第1ターミナル)国際線到着ロビーにもあります
成田空港(第1ターミナル)にもあります
矢印に沿ってあるいていくと、北ウィングのところに手荷物配送カウンターの並ぶ一角があります。
このJALエービーシーカウンターに、専用BOXがあります。
グローバルブルーの書類を空港で投函できなかった・・・という場合は
グローバルブルーは現地の空港や、帰国した日本の羽田や成田で投函できますので、挽回がしやすいですが、さらにそれでも投函できなかったという場合は、郵送で送ることとなります。
免税処理手続きの流れ
1)免税関係の書類がそろっているか、一式を確認
2)税関にスタンプを押してもらう
3)帰国後、郵送で送る
です。
今回のプレミアタックスフリー(Planet)であろうが、グローバルブルーであろうが、必要なものはかわりません。
1)免税書類一式(プレミアタックスフリー・Planet社)を確認
1・レシート(例)
※一部ふせています。
ちゃんと商品のレシート(原本)であることを確認しましょう。
クレジットカードの控えや、レシートのコピーではダメなのでご注意を。
2・免税書類
さて、この免税フォームについて、
何種類かあるようですが、
内容的には同じような記載です。
①レシートタイプ
②A4大の書面になっているタイプ
がこれまでありました。
それぞれ、
A.住所等記載するパターンもあれば、
B.お店にてパスポートやクレジットカード情報等を印字済み
の時もありました。
今回は、
②のタイプ(A4大の書面)で、
B.お店にてパスポートやクレジットカード情報等を印字済み
でしたので、そちらをもとに解説します。
参考まで、パリのお店で購入した際の免税書類となります。
見方
こちらがお店からもらった免税書類についての解説です。
黄色の部分はすでに印字済みでした。
お店の住所や名前は記載されているでしょうが、
自分の住所や名前が印字されていなければ、自分で記載します。
サインは必ず書きます。
サインはお店で書くことになります。
お店から、お店の控えとともに上記書面にサインを促されると思います。
購入時、このパターンの書類の場合は、サイン以外に特に何も記載していません。
くり返しとなりますが、必ず、税関で免税スタンプもらってから帰国しましょう。
今回(2018年12月)にフォーム変更があり、それに気づかず、間違った場所に税関でスタンプを押されてしまいました・・・
帰国後、一番上の欄が空欄で、自分で何か記入するのかな・・・と思っていたのですが、
よくよくみると、これまでのフォームと異なり、スタンプの場所が一番上になっているのです。
普通、記載事項を上からチェックしていき、
最後、一番下にスタンプが自然かなと思いますが。。。
これまでと現行どうなっているか、以下図にしました。
免税のスタンプを押される場所には、
STAMP HERE
や
PROCEDURE DE SECOURS
FALLBACK PROCEDURE
という文言があります。
これまでは一番下だったのですが、
今回のフォームでは一番上になっているのがわかります。
余談
提出の際、税関担当者もこれまでと同じような場所だろうと何も考えず押していました。
あいかわらずめんどくさそうで大変傲慢な態度でしたが、こちらとすればスタンプさえ押してくれさえすればOKです。
(というか、フランスのシャルル・ド・ゴール空港ではこのチェックを機械でやっているし、人間がいちいち考えなくてもOKなそういう残念な仕事なんです。逆にご苦労様です。)
ちなみに、実際に見もしないのに、商品はあるのかと言ってきました。
これは言ったり言わなかったり、その担当者次第です。
実際にこちらはそれを想定しておりましたし、基本免税商品は機内持ち込みという考えですので、袋をみせてとりだそうとすると、OKといって実際に見ませんでした。
とはいえ、私のサインの横の欄にスタンプを押される始末で、その時ちゃんと確認していればよかったのですが。。。
実際にスタンプはありますので、ちゃんと手続きが処理され返金されるかどうか、結果については、以下に記載しました。
ということで、ちゃんとスタンプの押し場所をチェックしておきましょう
これをご覧になった方はちゃんとチェックして、税関にここですよ、と促しましょう。
PROCEDURE DE SECOURS
FALLBACK PROCEDURE
といった欄のところです。
3・封筒
封筒のデザインも、社名変更にともない変わっています。
これまでの封筒(プレミアタックスフリー社)
新しい社名(Planet)の入った封筒
新旧比較
宛先は同じですね。
お店で購入した際に、免税書類と一緒にもらえます。
封筒には解説が付いており、記載は英語、フランス語、ロシア語、中国語です。
万が一、無くしたとしても、宛先が上記であれば問題ないと思います。
免税ショッピングの方法という書類ももらえます
ですが、その他の書類には、こういった「免税ショッピングの方法」という書面もついてくることがあります。
こちらは日本語記載がございます。
しかしながら、こちらに記載のキオスク端末は、今回のフランクフルト空港にはないんですよね。。。
フランスで購入した際にもらった書面なので、空港はフランスの空港(シャルル・ド・ゴールなど)が前提なんでしょうね。
あらためて、上記一式を確認
免税書類
お店のレシート
がちゃんとあるか今一度チェックしましょう。
今後何かあったときのことを考え、
(例えば、2〜3ヶ月しても返金されない)
書類を一式、写真にとっておいたほうが確実です。
免税書類の番号(Doc-ID、バーコードの下に番号が印字されています)
も控えておきましょう。
2)郵送で送る
近くの郵便局から送りましょう。
どんな郵便局でも、国際郵便は受け付けています。
この封筒は、送料はかからないタイプとなっているのですが、
念のため郵便局の方に確認して下さい。
ちなみに、私の場合、この送料にお金を払ったことは一度もございません。
郵便局の方に確認をとったところ、必要ないという回答をもらいました。
少なくとも渋谷郵便局ではOKでした。
とはいっても、日本とは郵便事情が違っていることもあり、
外国の郵便はたまに届かないことがあるようです。
追跡番号をつけてトラッキングしても起こるケースがあり、
こればかりは信じるしかないですね。。。
私の場合、今のところ上記手続きでちゃんと返金されておりますので、
100%到着しているということになります。
もし2ヶ月たっても返金されなかったら?
だいたい1〜2ヶ月ぐらいすると、返金されているのですが、上記留意すれば、全く問題ないものの、やはり人間が処理する話なので遅いことも多々あります。
特に海外ですから。
Planet社のウェブサイトから問い合わせる
以下、Planet社のウェブサイトから、問い合わせましょう。
Planet
https://www.planetpayment.com/en/shoppers/
DOC-IDを準備
その前に、申請時に控えた免税書類のDoc-ID(番号)を確認します。
どこにあるかというと、
この書類の右上のバーコードのある部分に、
数字が記載されています。
それが、Doc-IDです。
英語ですが、以下の手順に従えば、簡単です。
Planet社のウェブサイトでチェック
Planet
https://premiertaxfree.com/
にアクセスし、「Track my refund」をクリック。
Doc-IDを入れ、さらに「Track my refund」をクリックすると、進捗がわかります。
もし、返金が近いと、
こういった表示になります。
実際、数日後にクレジットカードの明細に反映されました。
ちなみに、返金されたクレジットカードは、購入時に利用したSPGアメックスでした。
それでも不安な場合は?
ウェブサイトに、
If you have a query about your tax refund progress, please click here.
とありますので、クリックすると、
個別の問い合わせ画面になりますので、
こちらからコンタクトしましょう。
今回の申請について
クレジットカードへの返金という形で申請しております。
お店にそのように伝えています。
その他の返金方法として銀行振込などもあるようなのですが、
やったことがないのでわかりません。
免税品を購入したクレジットカードに返金するよう記載していれば、
余計な換金手数料もとられずに済みますので、
今回記載したようなクレジットカードへの返金をオススメします。
結果)2019年1月に郵送 -> 約1ヶ月後、無事クレジットカードに返金(表示)されました
上記をもとに、一式郵送しました
2019年1月現在で申請中でして、上記の結果はでておりませんが
おそらく2月中旬〜下旬ぐらいに返金されるのではと思います。
私の「しくじり」について改めて記載
今回、上記の通り、税関スタンプを間違ったところに押されていたにもかかわらず、気づかずそのまま日本に餅買ってしまったという「しくじり」を犯してしまいました。
これまでのフォームと異なり、税関に教えてもらうスタンプの場所が一番上になっているのですが、以前の場所である、右下(上記図の右下)に押されてしまいました。
くり返しになりますが、しくじらないために・・・
免税のスタンプを押される場所には、
STAMP HERE
や
PROCEDURE DE SECOURS
FALLBACK PROCEDURE
という文言がありますので、そちらに押してもらいましょう。
ということで、私の挽回策(リカバリ)です
郵送にあたり、書類にふせんを貼り、
ふせんに英語で以下の文言を補足しました。
こんな感じの文章です。
①Custom in Frankfurt mistakely pressed a stamp here(↓).
②But, he couldn’t press a stamp in the above blank(↑).
以下、メモのはりつけイメージです。
いいたいことを英語にしただけです。
この時、実はポケトークで吹き込み、英文にしてもらいました。
通訳機能だけではなく、ちょっとした日本語を英語に変換するのにも役立ちます。
話題の翻訳機、ソースネクストのポケトークをパリで試してきました【フランス編】
https://mashichan.com/entry/poke-talk-in-paris
結果、無事返金処理完了!
郵送してから約1ヶ月後の、2月下旬、無事クレジットカードの明細に返金の表示がでて、無事返金処理がなされました!!
こちらがクレジットカードの明細です。
購入にあたり、ダイナースが使えるか微妙だったので、
SPGアメックスで購入しました。
購入時にその利用カードにそのまま返金するけどOK?と店員に言われ、OKとして伝えたのでそのカードに返金されています。
上記、「PREMIERTAXFREE EUR〜」の文言が記載されているのがわかります。
この時は、旧社名であがってきました。
2か所で買ったので、それぞれ項目が別になっています。
金額にすると・・・
2018年末の買い物では、約34万円ほど購入しまして、
結果、合計約37,000円が返ってきました。
よって、10.88%が戻ってきた計算となります。
想定されている返金のパーセンテージとなります。
まとめ
・免税処理のやり方は以下の通りです。
1)免税関係の書類一式を確認
2)税関にスタンプを押してもらう
3)帰国後、郵送で送る
・返金について、クレジットカードの場合、およそ1〜2ヶ月ほどかかると考えましょう。
・時期によってかなりずれがあります。
早くて1ヶ月、遅くても2ヶ月ほど待ちましょう。
・クレジットカード明細に、あがってきます。
購入金額の10〜12%が戻ってくるのですから、やらない手はありません。
免税手続きをして、お得な海外ショッピングにしましょう!
参考 〜海外旅行時の免税手続きについて
上記含めまして、海外旅行時の免税手続きについて、以下にてまとめております。
【まとめ】海外ショッピングは免税手続きでさらにオトクにできます!
TAX REFUND・返金手続きまとめ(随時更新)
https://mashichan.com/entry/tax-refund-summary
以上です
ご参考になれば幸いです。