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本記事は、どうしてもロストバゲージになった場合の処理についてまとめました。
ご参考まで、ロストバゲージにならないための対策について、以下まとめています。
ならないにこしたことはないのですが、どうしてもロストバゲージになった場合の処理についてです。
結論から申しあげると、荷物が戻ってくるまでに購入した日用品の費用、満額(100%)戻ってきました!
さらに、ウェブで申請してから10日ぐらいで返金がされて、とても迅速でした。
具体的に、実際にエールフランス便にて遭遇してしまったロストバゲージ(遅延)の経験を踏まえ、なってしまった後の対策について説明して参ります。
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ロストバゲージについて
ロストバゲージには、遅延と紛失があります。
遅延:遅れてもどってくる。
紛失:戻ってこない。
となります。
今記事では紛失ではなく遅延の場合として説明しておりますが、紛失でも応用が可能です。
ロストバゲージ(遅延)になったら
到着地で預け入れ荷物がでてこない場合、各空港の遺失物受付(Lost and found)に行きましょう。
我々が遭遇したデュッセルドルフ空港の場合となりますが、以下ご参考になるかと思います。
デュッセルドルフ空港に到着も、荷物受け取れず【2017年7月・ドイツ-フランス旅行】2
その際に、とても重要なのですが、Lost Baggageの証明書をもらっておきましょう。
証明書というほどのものではありませんが、職員が照会していた端末からプリントアウトされたA41枚の紙です。
※ドイツでしたので、英語ではなく、すべてドイツ語です。
遺失物受付で、以下のような書面を証明書、エビデンス(evidence)として出してもらいました。
以下の情報を必ず控えましょう。
reference number : 英文字+数字
Bag Tag number : 英文字+数字
ロストバゲージの追跡
上記の番号をもとに、ウェブサイトから追跡、現状の進捗確認が可能です。
ウェブサイトまでの手順
エールフランス航空の場合としてご覧下さい。
1 エールフランスのウェブサイトにアクセス
2 上部の「お問い合わせ」をクリック
上記画面の、赤線で囲ったところをクリックしましょう。
3 「お手荷物の紛失、お手荷物のトラブル」をクリック
上記画面の、赤線で囲ったところをクリックしましょう。
4 お手荷物の紛失または破損、紛失物に記載された、「追跡状況を確認」をクリック
上記画面の、赤線で囲ったところをクリックすると、下の画面に遷移します。
5 この画面の記載にある、「オンライン手荷物追跡システム」をクリック
6 下のような画面に移ります
WorldTracerWeb Internet(Air France)
ここで、情報を入力して手荷物の追跡が可能です。
※ご注意:このウェブサイトの直リンクをブックマークしても、しばらくするとリンク切れとなります。
何度か直リンクしていましたが、しばらくするとリンク切れになりました。
アクセスするには、必ず上記1〜6を経由する必要があります。
なお、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語対応です。
日本語はありません。
先ほどのリファレンス番号やタグ番号を発行してもらった時点で、上記ウェブサイトより、ロストバゲージの状況が確認できます。
以下のように記入します。
ロストバゲージのシステム
ログイン
File Reference:リファレンス番号
Name :名前(姓)
入力してsubmitを押すと、以下のインフォメーション画面となり状況を確認することができます。
ステータス確認
今回の我々の事情、背景
当初、デュッセルドルフ空港に荷物を持ってきてもらおうとしましたが、パリからの飛行機が何便きても一向にくる気配がありませんでした。
さらに、デュッセルドルフからライン川を南下しながら移動を予定しており、ホテルが毎日異なることもあり、シャルル・ド・ゴール空港に置きっ放しでお願いしました。
荷物を予定しているホテルまで送るかどうかの確認がありましたが、正直当てにならなそうでしたので、それは遠慮しました。
パリに戻る予定だったので、そこで引き取るのが確実と考え、(そもそも荷物があることが前提ですが)パリにおきっぱなしが可能でした。
日用品の購入、食事代など
荷物が戻ってくるまでの間、別途足りない日用品、生活必需品を購入する必要がございます。
どこまでOKなのか
衣類(下着、シャツ、ズボン、靴下等)の着替え、洗顔、シャンプー、ハブラシなどがOKです。
返金申請にあたり、我々は上記の他、デュッセルドルフ空港で荷物が来るまで待機していた際の食事代を追加しました。
それもOKでした。
あと追加できるとなると、デュッセルドルフ空港までの電車代ぐらいができると思うのですが、それは特に請求しませんでした。
限度額は?
エールフランスのウェブサイト(日本語OK)を見ると、「緊急に必要な物品の購入費用」のところがありますが金額については特に記載がございません。
そこで我々は許容できる金額として、クレジットカード会社のロストバゲージ時の保険金額を参照することとしました。
今回は、紛失ではなく、遅延を対象とします。
クレジットカード会社で、遅延も含めて補償の含まれているのは、プラチナやブラッククラスのものが多いですね。
ゴールドカードでつくとすれば、アメックスゴールドぐらいでしょうか。
以下、我々のもっているダイナースクラブプレミアムカード、アメックス スターウッド プリファード ゲストの2種類で確認しました。
ダイナースの場合 〜ダイナースクラブプレミアムカード
保険サービスご利用の手引き(ダイナースクラブ プレミアムカード)をみると、
受託手荷物遅延費用:2万円
受託手荷物紛失費用:4万円
アメックスの場合 〜スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
クレジットカードと一緒に送付されてきた冊子に記載がございました。
受託手荷物遅延費用:2万円
受託手荷物紛失費用:4万円
内容について、アメックスゴールドカードも同じでした。
上記から、手荷物遅延については、2万円は補償されるものと推定されます。
航空会社の補償
上記参照しましたが、基本的には航空会社であるエールフランスのミスなので、エールフランスに請求すべきです。
しかし、記載がないのです。
21日以内にオンラインのクレーム・フォーム で払い戻しのご請求が可能です。
としかありません。
実際の購入品
2万円で、と思いましたが、デュッセルドルフ空港内のショップでそろえようとしたところ、めちゃめちゃ高いのです。
その際の買い物については、以下に記載しております。
パンツ3つセットで39.95ユーロ!(日本円で約5,300円)とか、なのです。
特に高価なものをねらっているわけではありません。
空港では、それがデフォルトなのです。
お高いショップばかりだったのでしょう。
Tシャツが1枚3,000円だったりで、2〜3日分の衣類が、2人で40,000円ぐらいかかりました。
さらに、追加で購入したものも含めると、最終的には57,000円ぐらいになりました。
購入時の領収書、レシートはかならず控えておきましょう
これを申請時、アップロードしますので、それがないと返金されません。
エールフランスに申請
以下のウェブサイトにて申請します。
書き方
上記ウェブサイトで、以下のように記入していきます。
- CURRENT CASE FILE
「リファレンス番号があるかどうか」-> チェックをいれます - SUBJECT OF YOUR REQUEST
Subject : Complaintを選択
Category : Baggage
Subcategory: Delayed baggage を選択 - YOUR JOURNEY
Airline 航空会社:Air France
Flight number フライト番号:対象のフライト便
Departure date 出発日:ロストバゲージとなった日
City of departure 出発都市
City of arrival 到着都市:
シャルル・ド・ゴール空港:略称を記入(例:CDG)
デュッセルドルフ空港:略称を記入(例:DUS)
※略称を入れると自動で下に正式名称がでてきます - Ticket number チケット番号:
ここにはTag Numberの、英字の後の数字のみ、6ケタを記入 - Travel clawss トラベルクラス:
エコノミーであれば、Economyと入力
- Title 敬称:Mr./ Mrs. / Miss.を選択
- Family name 姓
- First name 名
- Mobile number 携帯番号:
080-1234-5678であれば、+81 80-1234-5678と記入 - E-mail address メールアドレス
再確認で同じメールアドレスを記入
ご自身の住所を記載。
何か、エールフランスに伝えることがあれば記入。
また、電話での対応がOKがどうかの確認 Yes / Noで選択。
ここでスキャンしたエビデンス資料、航空会社からもらった証明書、リファレンス番号の入った書類、レシートなどをアップロード。
Yesを選択。
以下、振込する銀行情報を記入。
後日談 〜返金されました!
7月下旬に帰国してから、上記通り書類を整理して申請しました。
8月4日に、指定した三菱東京UFJ銀行の口座に振り込まれました。
購入したのはユーロでしたが、日本円に換算されて入金されており100%返金された形となりました。
まとめ
以上から、ロストバゲージにあったとしても、上記のやり方で対応することで購入した金額の返金が可能です。
私は遅延であったため、主に遅延をベースに記載しましたが返金申請などは参照できると思います。
ロストバゲージになってもあわてず、エビデンス情報(reference number、Bag Tag number)を必ず控え、書類ももらえるものはもらい、申請手続きをしましょう。
参考 〜ロストバゲージにならないための対策
あってしまった場合の対応としては上記のように対策すればよいのですが、そもそもあわないための対応としては以下にまとめています。
いくつかキーワードがございますので、それを念頭に置くことをオススメします。