今回は、海外旅行時に大変活用しているプライオリティパスというサービスについてご紹介致します。
我々が海外の空港ラウンジを利用する際に大活躍していまして、今や海外旅行時には外せないサービスになっています。
空港でお金を払ってガヤガヤしたお店に入るよりも落ち着いた雰囲気でくつろげますよ。
搭乗までの時間の過ごし方がたいへん充実します。
以下、プライオリティパスについて解説します。
目次
プライオリティ・パス Priority Pass
プライオリティ・パスとは
世界各地、約130の国や地域、約500の都市で1,000ヶ所以上の空港ラウンジが利用できる会員プログラムです。
料金
基本的には、有料のサービスとなっております。
※上記は、プライオリティパスから引用させて頂きました。
いくつかのグレードに分かれており、金額は、以下の通りです。
スタンダード | スタンダード・プラス | プレステージ | |
年会費 | US $99 | US $299 | US $399 |
利用
料金 |
会員様ご利用料金
US$32 同伴者様ご利用料金 US$32 |
会員様ご利用料金
無料利用10 回、 その後のご利用料金 US$32 同伴者様ご利用料金 US$32 |
会員様ご利用料金
全て無料 同伴者様ご利用料金 |
会員ステータス維持のためには、年会費の支払いが必要です。
さらに、会員のグレードにより、利用時の料金が異なります。
スタンダード・プラス会員は、回数制限付きでの無料利用が可能になっています。
プレステージ会員は、さらに年会費がアップしますが本人であれば無料となります。
参考 〜各空港ラウンジ(一例)
ご参考まで、過去プライオリティパスを利用した際の空港ラウンジレポートです。
香港国際空港のラウンジについて、こちらに記載しております。

インディラ・ガンディー国際空港のラウンジはこちらです。

クアラルンプール空港のラウンジはこちら。

台湾の桃園国際空港のラウンジはこちら。

デュッセルドルフ空港のHugo Junkers Loungeはこちら。

などなど。
これらは、利用できる空港ラウンジのほんの一部です。
プライオリティパスの会員はクレジットカードの付帯サービスでついている
なんとありがたいことに、クレジットカード会員になるだけでプライオリティパスの会員になることができます。
といったプラチナ/ブラックカード系のものの付帯サービスであることが多いです。
しかし、楽天プレミアムカードのような年会費10,800円(税込み)を所有するだけでプライオリティパスがついてくるクレジットカードもございます。
無料でプライオリティパスの会員になれる主なクレジットカード
以下、それぞれ各カードをご紹介致します。
JCBゴールド ザ・プレミア
JCBのプラチナ級カードであるJCBゴールド ザ・プレミアの場合、プライオリティ・パスのプレステージ会員がついてきます。
カードをもつ本人会員に限り利用ができ、プライオリティパス利用料金はかかりません。
年会費
JCBゴールドカード年会費:11,000円(税込み)
+JCBゴールド ザ・プレミアのサービス年会費:5,500円(税込み)
=16,500円(税込み)
年間100万円(税込)以上のショッピング利用でサービス年会費5,000円(税別)が無料となりますので、その場合、11,000円(税込み)となります。
参考・JCBゴールド ザ・プレミアのデメリット 〜家族カードでは発行できず
残念ながら、家族カードを発行しても、プライオリティパスを得ることはできません。
本人会員のみ、プライオリティパスを発行できます。
なお、JCB ザ・クラスへのアップグレードすることで、JCB ザ・クラス会員のプライオリティパス料金は、同伴者1名分が無料になり、上記デメリットは解消されます。
以下にてJCB ゴールド・ザ プレミアについてはこちらに記載しております。

JCB THE CLASS(ザ・クラス)
JCB ザ・クラスはJCBカードの最上位カードであり、かつブラックカードであるJCB ザ・クラスを所有することでプライオリティ・パスのプレステージ会員がついてきます。
カードをもつ本人会員である限り、利用料金はかかりません。
なお、有効期間は2年間で、JCB ザ・クラスを持ち続ける限り継続して利用が可能です。
JCB ザ・クラスの場合は、本人会員の同伴1名に限り無料となります。
例えば、夫婦でしたら、例えば夫が本人会員となり、その同伴者である妻が無料で利用することができます。
年会費
55,000円(税込み)です。
ブラックカードなので、それ相応の金額ですね。
JCB THE CLASSのデメリット 〜家族カードでは発行できず
残念ながら、家族カードを発行しても、プライオリティパスを得ることはできません。
本人会員のみ、プライオリティパスを発行できます。
JCB ザ・クラスについては、こちらにて詳細解説しております。

ダイナースクラブプレミアムカード
ダイナースクラブカードの上位カードである、ダイナースクラブプレミアムカードを所有することで、プレステージ会員となれます。
カードをもつ本人会員である限り、利用料金はかかりません。
なお、有効期間は1年間で、ダイナースクラブプレミアムカードを持ち続ける限り、継続して利用が可能です。
しかも、ダイナースクラブプレミアムカードの場合は、本人会員のみならず、家族会員用のプライオリティパスも発行でき大変利便性の高いサービスとなっております。
ダイナースクラブプレミアムカードのデメリット
同伴者は無料とはなりません。
その分の料金が発生します。
例えば、利用時に同伴者が1名だった場合、US$ 27が発生し本会員のカードに請求されます。
上記のクレジットカードについては、年会費も少しお高い(143,000円、税込み)ことやインビテーションが必要だったりとある程度の準備が必要なカードとなります。
ダイナースクラブプレミアムカードについては、こちらにて詳細解説しております。

楽天プレミアムカード
楽天カードのプラチナカードの位置づけである楽天プレミアムカードは、年会費10,800円(税込み)でプライオリティパスがついてきます。
しかもこちらも同様に、プレステージ会員(年会費がUS$399、日本円で43,000円相当!)の資格が得られます。
楽天カードですので、楽天ポイントも貯まりますし、コストを掛けずに所有することができます。
海外旅行が多い方にとっては、大変便利なカードとなります。
ご参考まで、楽天プレミアムカードについてはこちらにて詳細解説しております。

プライオリティパス取得について
JCB ゴールド・ザ・プレミアで取得する場合
まずは、JCBゴールドカードを取得してから、スタートとなります。
JCBゴールド ザ・プレミアへのアップグレードにあたっては、ありがたいことにインビテーションの条件が明示されています。
1. JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのショッピングご利用合計金額(集計期間:12月16日~翌年12月15日)が2年連続で100万円(税込)以上の方。
2. 本会員の方が会員専用WEBサービス「MyJCB(マイジェーシービー)」に受信可能なEメールアドレスを登録していること(毎年1月末日まで)。
このゴールドカードの使用を積み上げれば、取得が見えてきます。
JCBゴールドカードを取得
↓
JCB ゴールド・ザ・プレミア取得
↓
JCB ゴールド・ザ・プレミア取得後、プライオリティパスの発行申請
をすることでゲットできます。
JCB ザ・クラスカードで取得する場合
前提としまして、JCB ザ・クラスとなるためには、JCBゴールド ザ・プレミアを利用し、JCBからのインビテーションを受け、アップグレードする必要がございます。
どうすれば、JCB ザ・クラスにアップグレードできるか?
JCBゴールド ザ・プレミアのような明確な記載がありませんのでなんともいえませんが、我々の経験で申しあげますと、JCBゴールド ザ・プレミアからJCB ザ・クラスに移行する時と同じように100万円以上(もしくはそれ以上)の実績を何年も積み重ねると得ることができました。
1年に多額な金額を一気に積み上げて取得、というよりは継続的に利用し、クレジットヒストリー(実績・履歴)を積み上げることで得られるという感じです。
ご参考まで、取得の仕方は私の実例交えてこちらで詳細解説しています。

楽天プレミアムカードで取得する場合
クレジットカードの利用積み重ねをせずとも楽天プレミアムカードに入会し、無事取得できればプライオリティパスがついてきます。
楽天カードはキャンペーンも頻繁にやっていますのでお持ちの方は多いかと思いますが、そこからの切り替えでもれなくポイントがゲットできるキャンペーンも実施されています。
カード付帯保険も、傷害保険(最高5,000万円)に加え動産総合保険(最高300万円)もついており、楽天カードに比べて充実していますので、海外旅行時に重宝します。
もちろん、ゴールド会員以上で無料で使える国内の各空港ラウンジも利用が可能です。
楽天プレミアムカードのキャンペーンはこちらから!
ダイナースクラブプレミアムカードで取得する場合
こちらも前提としましては、ダイナースクラブカードを所有して、インビテーションを受け、プレミアムカードへアップグレードする必要がございますが、クレジットカードの年会費の高さや審査など、難易度が高いです。
とはいいましても、まだダイナースクラブカードを持っていないかたで、プレミアムカードを検討されている方がおられましたらご一報下さい。
一足飛びに取得できる方法もなくはありません。
私からのご紹介でのアップグレードも可能な場合がございます。
この件について、以下にてこちらにて詳しく解説しております。
ご興味のあるかたはどうぞ!

まとめ
我々の旅行において、最近はビジネスクラス利用が多かったので、ラウンジ利用にあたりプライオリティパスの必要のない場面もございました。
しかし、昨今、海外にいく際に安価で使い勝手のよくなったLCCを利用することもでてきまして、海外のラウンジを利用しようとすると、そもそも航空会社(LCC)のラウンジはないため、プライオリティパスで利用できるラウンジは非常に重宝します。
別の航空会社の上級会員だからといって、航空券がないのにその航空会社のビジネスラウンジを利用することはできません。
LCCだと航空会社自身がビジネスラウンジをもっていないことがあります。
ところが、プライオリティパスがあることで世界各地、約130の国や地域、約500の都市に展開する1,000ヶ所以上の空港ラウンジを無料で利用できるのです。
フライトまでのひとときを落ち着いたラウンジで過ごすことができます。
海外旅行の際に、空港にこういったくつろげるラウンジがあると非常に落ち着きます。
また、ドリンク&フードが充実しているところも多いですから、ビジネスラウンジに匹敵するサービスも提供しておりまして余計な出費もかかりません。