本記事では、JCBのトラベル・宿泊関係のサービスプランであるJCBプレミアムステイプランについて解説致します。
JCB ザ・クラスとJCB プラチナ、JCB ゴールド・ザ・プレミアを所有することで利用できます。
なお、さまざま特典についてはJCB ザ・クラスとJCB プラチナは重なる部分も多いですが、このJCBプレミアムステイプランに関しては、
グレードの高い、
【ホテル編】
厳選された高級ホテルのスイートルームを優待価格で利用できる「スイートルームプラン」
【旅館編】
選び抜かれた旅館の「離れ・特別客室特集」
についての特典は、JCB ザ・クラスのみとなります。
Service & Benefit Guide 2020
JCB ザ・クラスのサービス・特典全般が記載された冊子となっております。
構成は、「Service & Benefit Guide 2019」と「JCBプレミアムステイプラン2019料金表」となっており、ウェブサイトでも概要は把握できますが、毎年冊子で届きます。
参考:以前の内容について
以下にて解説しております。
2019年版はこちら。

2018年版はこちら。

JCBプレミアムステイプランとは
全国の上質で人気の高いホテル、旅館に優待価格で利用できるプランとなります。
JCB ザ・クラスとJCB プラチナ、JCB ゴールド・ザ・プレミアのトラベル特典の一つです。
ホテル編、旅館編で構成されます。
厳選された高級ホテルのスイートルームを優待価格で利用できる「スイートルームプラン」
お値打ち価格で利用できる「スペシャルプライスプラン」
選び抜かれた旅館の「離れ・特別客室特集」
優待プランで利用できる「厳選の宿」
特別料金が適用されるのとともに、会員限定特典がついてきます。
2020年版の対象期間
2020年4月1日〜2021年3月31日となります。
必要となるクレジットカード
そもそも、これらのプランを利用するためには、JCB ザ・クラスもしくはJCB プラチナ、JCB ゴールド・ザ・プレミアが必要です。
JCB ザ・クラス
JCB ザ・クラスはJCB最上位のカードの位置づけとなる、ブラックカードです。
「もうひとりの秘書がいる」との形容がピッタリの「ザ・クラス・コンシェルジュデスク」、
年に1回、お好きな商品をひとつ選び、無料でプレゼントされる特別なサービス「ザ・クラス メンバーズ・セレクション(メンセレ)」
ディズニーリゾート及びUSJ内にある、一般では入ることのできない「JCBラウンジ」の利用、
さらに、海外旅行時、ラウンジ利用にあたって絶大な威力を発揮する「プライオリティパス」
そして、今回のJCBプレミアムステイプランといったブラックカードならではの特典のあるクレジットカードです。
以下にて、詳細解説しております。

JCB プラチナ
ザ・クラスカードに匹敵するカードで、その次のランクのカードとなります。
JCB ザ・クラスとサービスが重複しており、その名のとおりプラチナカードです。
JCB プラチナについては、以下にて詳細まとめておりますのでご参考にしてください。
JCB プラチナ 〜JCBのプレミアムカード!招待なく申込可能で、一気にJCBのプラチナカードを取得できます
JCB ゴールド・ザ・プレミア
JCB ゴールド・ザ・プレミアは、年会費の割にメリットも多く、
プライオリティ・パス無料発行
JCB Lounge 京都利用が可能
等、JCBゴールドカードの特典+アルファなメリットを享受できます。
JCB ゴールド・ザ・プレミアについては、以下にて詳細まとめておりますのでご参考にしてください。

JCBプレミアムステイプラン ホテル編
厳選された高級ホテルのスイートルームを優待価格で利用できる「スイートルームプラン」
お値打ち価格で利用できる「スペシャルプライスプラン」
で構成されます。
優雅な部屋に優待価格で利用できる「スイートルームプラン」(JCB ザ・クラスのみ)
その名の通り、スイートルームが対象となります。
ウェスティンホテル仙台、帝国ホテル、パークハイアット東京、ペニンシュラ東京、ザ・リッツ・カールトン東京、ホテルオークラ東京ベイなどの高級ホテルがラインナップされており、全国約32のホテルが対象となっています。
例えばウェスティンホテルとしては、仙台があるものの東京や他の地域は含まれていなかったりと一部のホテルが対象となっております。
【関東エリア】
ANAインターコンチネンタルホテル東京
【関西エリア】
リーガロイヤルホテル京都
グランドプリンスホテル京都
びわ湖大津プリンスホテル
ホテルニューオータニ大阪
リーガロイヤルホテル(大阪)
ホテルオークラ神戸
ウェスティンホテル仙台については、宿泊、朝食ともに利用したことがございます。
スイートルームではございませんが、ご参考まで。。。


ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井については、以前SPGアメックスのカクテルアワー利用しまして、夜景を眺めながらカクテルと食事を楽しみました。

※SPGアメックスではありますが、参考まで。。。
「スイートルームプラン」対象ホテル
以下のとおりです。
2019年版からの変更点も踏まえております。
JRタワーホテル日航札幌
ホテルオークラ東京ベイ
帝国ホテル東京
ザ・ペニンシュラ東京
ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井ラグジュアリーコレクションホテル
ザ・キャピトルホテル東急
マンダリンオリエンタル 東京
ザ・リッツ・カールトン 東京
ANAインターコンチネンタルホテル東京 <NEW>
ザ・プリンス パークタワー東京
セルリアンタワー 東急ホテル
パーク ハイアット東京
横浜ロイヤルパークホテル
ハイアットリージェンシー 箱根 リゾート&スパ
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原
志摩観光ホテル ザ ベイスイート
名古屋マリオット アソシア ホテル
ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ
ホテルグランヴィア 京都
京都ホテルオークラ
京都ブライトンホテル
セント レジス ホテル 大阪
帝国ホテル 大阪
リーガロイヤルホテル京都 <NEW>
グランドプリンスホテル京都 <NEW>
びわ湖大津プリンスホテル <NEW>
ザ・リッツ・カールトン大阪
ホテルニューオータニ大阪 <NEW>
リーガロイヤルホテル(大阪) <NEW>
ホテルオークラ神戸 <NEW>
ホテル ラ・スイート 神戸ハーバーランド
ANAクラウンプラザホテル神戸
中国・四国エリアがなくなりました。
リーガロイヤルホテル広島
九州エリアがなくなりました。
グランド ハイアット福岡
ザ・ブセナテラス
ザ・リッツ・カールトン 沖縄
シギラベイサイド スイート アラマンダ
「ホテルからのおもてなし」はなし(サービズダウン)
2019年版ではスイートルーム宿泊特典として、「ホテルからのおもてなし」がありましたが記載がなくなりました。
- レイトチェックアウト
※だいたい12時までとなっておりますが、13〜14時まで滞在可能になったりします。 - 朝食サービス
※一人当たり、約2,000〜4,000円ぐらいの朝食料金が無料となります。 - ラウンジ利用
※上階に用意されたスイートルーム利用者限定のラウンジスペースでドリンクサービスが受けられたりします。 - 付属のフィットネス施設の無料利用
などです。
価格帯
優待割引として表示されており、およそ10%OFFとなっています。
金額は、ホテルブランドや立地によってバラツキがあります。
さらに、スイートだけあり、お値段はもともと高いため優待とは言えかなり高めの価格帯です。
中間値が、5万円ぐらいですがそれ以上価格帯が目立ちます。
なお、2名以上利用のお部屋となりますが、最低1人5万円ぐらいのお部屋、と考えて間違いないです。
お値打ち価格で利用できる「スペシャルプライスプラン」
こちらは、上記のスイートルームに比べると、かなり落ち着いたお値段です。
具体的な、スイート以下のお部屋が対象となっております。
スイートルームプランとホテルが重複しており、かつその他のホテルが幅広く追加されております。
全国約106ほどのホテルが対象となっており、1名利用も可能なお部屋もございます。
2019年版が約88でしたので10%以上対象ホテルがアップしています。
ホテルからのおもてなし
こちらもスイートルームプラン同様、ございません。
というよりも、2019年版もございませんでした。
価格帯
1人あたりの料金として記載されております。
1人あたり10,000〜20,000円がボリュームゾーンです。
とはいいましても、このプランのホテルは他の宿泊予約サイトと比較して検討するのがベストです。
割高になる可能性もあるので、しっかり比較しましょう。
JCBプレミアムステイプラン 旅館編
選び抜かれた旅館の「離れ・特別客室特集」(JCB ザ・クラスのみ)
旅館に1~2室しかない客室で、JCB ザ・クラス会員向けに用意された優雅な部屋に優待価格で利用できます。
このプランはオンライン予約ができないため、コンシェルジュデスクで手配となります。
「離れ・特別客室」というワードが大変訴えかけますね。
北海道から九州・大分県まで、著名な温泉地にある約11旅館が対象です。
北海道・ニセコ 坐忘林 <7畳 次の間付客室>
宮城県・遠刈田温泉 竹泉荘 Mt.Zao Onsen Resort&Spa <プレジデンシャルスイート>
宮城県・秋保温泉 茶寮宗園 <旭>
栃木県・鬼怒川温泉 鬼怒川温泉山楽 <貴賓室>
神奈川県・強羅 箱根強羅 白檀 <仞(Jin)>
神奈川県・湯河原 石葉 <離れ 草楽庵>
山梨県・西山温泉 西山温泉慶雲館 <特別室「北岳」>
静岡県・熱海 迎賓館熱海小嵐亭 <離れ 貴賓室>
静岡県・柳生の庄<NEW>
石川県・和倉 加賀屋 <浜離宮迎賓室「天游」「白韻」>
愛媛県・道後 ふなや <ロイヤルスイートルーム>
大分県・湯布院温泉 湯布院玉の湯 <むらさき(離れ)>
会員限定特典
旅館ごとに異なりますが、主な特典としましてはお茶菓子や一品料理、お酒やワイン、シャンパン(ボトル)などがついてきます。
価格帯
金額について、1人あたりの料金で表示されています。
下限が、1人あたり5万円ぐらいですが、例えば宮城県・遠刈田温泉 竹泉荘、石川県・加賀屋ですと10万円オーバーです。
なお、1人あたり5〜10万円クラスの宿泊と考えて間違いはありません。
優待プランで利用できる「厳選の宿」
JTBで独自に定めた評価基準による「宿泊アンケート」を元に、評価が高い旅館プランのなかからJCBが選んだ名旅館をお値打ち価格で利用できます。
全国にある約104の旅館が対象で、昨年(2019年版)とほぼ同じ対象数です。
会員限定特典
お茶菓子や、旅館によってはお酒やワインなどがついてきます。
価格帯
1人あたりの料金として記載されております。
1人あたり20,000〜50,000円がボリュームゾーンです。
このクラスはホテル編と同じく、他の宿泊予約サイトと比較して検討するのがベストです。
割高になる可能性もあるので、しっかり比較しましょう。
まとめ
上記プランや金額を検討しまして、結果、以下のように考えました。
昨年と同様の見解です。
果たして「高い」のかどうか
もともとが高額ということもあり、そこから割引もしくは特別価格の設定があるものの、1人40,000〜50,000円といった金額となり、高い価格帯となります。
この「高い」というのは私の主観ですので、あしからず。
高い金額であってもこのようなホテル、旅館はなかなか予約も取りづらいものと推測されます。
JCBプレミアムステイプランについては金額のお話しではなく、特にスイートや離れ・特別客室などの予約について、そもそも限られた枠の中でその予約が可能、というバリューかと思います。
さらに申しあげますと、そもそもJCB ザ・クラスに相応な層としてはこのようなホテル・旅館のスイートルームや離れを利用することを前提にしていることもあり、このようなプランが用意されていると理解した方が正しく、「高い!」というのはお門違いなのかもしれません。
特に、JCBという日本を代表するクレジットカード会社によりセレクトされたホテル・旅館であるという点にバリューがあるのではないかと考えます。
トラベル系に強いアメックスやダイナースなどの外資系カードの守備範囲としては弱い部分である旅館に関しては手厚くカバーしており、JCBらしさがでていると感じます。
とはいいましても、そのようなバリュー、ラグジュアリー感、高級感は大切ではあるものの、庶民にとっては金額がどうしても目がいきますよね。
そういう考えでの検討であれば、ホテル編の「スペシャルプライスプラン」、旅館編の「厳選の宿」が選択肢として入ってまいります。
ホテル編の「スペシャルプライスプラン」、旅館編の「厳選の宿」という選択肢
選択肢の一つとしてはアリだと思いますが、やはりCBプレミアムステイプランでの検討にとどめず、他の予約サイトで予約したほうが安い可能性があります。
必ず楽天トラベル、一休.comなどの旅行サイトで比較の上、検討しましょう!
楽天トラベルでの検索はこちらから!
一休.comでの検索はこちらから!
参考 〜JCB ザ・クラスカードはどうやったら手に入れられる?
私の体験談とともに、JCB ザ・クラス取得の方法を以下にて解説しております。
JCBゴールドカードを取得して、JCB ゴールド・ザ・プレミアとアップグレード。
JCB ザ・クラスのインビテーションを受けて入手しました。

いきなりJCB プラチナも取得が可能に
JCB プラチナを一足飛びに獲得可能となっています。
私のように、JCBゴールドカード、JCB ゴールド・ザ・プレミアとアップグレードしていく必要がありません。
プラチナカードの申し込みに関しては以下からどうぞ。
JCBプラチナの場合、別のキャンペーンもあり、上記に加えて、さらにカード利用でもれなく3,000円分プレゼントもゲットできる内容となっています。
(これはゴールドカードや一般カードにはない特典です。)
JCBゴールドカードからスタート 〜クレジットヒストリーが大事
ともかく、JCBゴールドカードを取得してクレジットヒストリーを積んでいきましょう!
なによりも近道かつ確実な方法です。
※カードを切り替えたので、裁断してしまっています。。。
JCBゴールドカードからJCB ゴールド・ザ・プレミアとアップグレードしていく必要があります。
この積み重ねをベースとすることでブラックカードへ近づくことが可能となりますので、ゴールドカードも検討の価値があります。
JCBカード入会キャンペーン 〜2021年3月31日まで
現在、JCBゴールドカード入会キャンペーンが開催されています。
キャンペーンの内容
初年度年会費(10,000円、税抜)無料とともに、利用でもれなく5,000円分プレゼントのキャンペーンとなっております。
- 入会でもれなくJCBギフトカード2,000円分プレゼント(※JCBプラチナの場合は5,000円分)、
- カード入会後、カード利用で3,000円キャッシュバック
ゴールドカードは通常、年会費10,000円となっていますが、初年度年会費が無料な上、2年目の年会費の半分が回収できます。
しかも、達成に際して無理がないのがメリットですね。
ご参考まで、下記にも記載しておりますが、その2年の間でJCB ゴールドの上位カードであるJCB ゴールド・ザ・プレミアにアップグレードすることもできます。
利用要件は2年連続で100万円(税込)以上利用)となっており、さらに上位カードに近づけます。
詳細については、 ↓ 以下からどうぞ。
JCBゴールドカード入会キャンペーン
JCB ザ・クラスへのステップ 〜JCB ゴールド・ザ・プレミア
ゴールドカードからプラチナへのステップもございますが、アップグレードの条件が提示されているJCB ゴールド・ザ・プレミアも選択肢としてでてまいります。
次のステップである、JCB ゴールド・ザ・プレミアを視野にいれた場合、そのアップグレードはゴールドカードで2年連続で100万円(税込)以上であることが要件となっています。
2年での持ち出しコストを計算
2年での持ち出しコストは、最低、
通常:10,000円×2(年)=20,000円
ですが、まずは初年度年会費無料なので、10,000円。
上記のJCBゴールドカード入会キャンペーンで、5,000円分戻ってくるので、
2年で実質5,000円の持ち出しとなります。
JCBのプロパーのゴールドカードで、2年で実質5,000円はかなり破格かと思います。
JCB ゴールド・ザ・プレミアまでは道筋、条件が明確
上記から、JCB ゴールド・ザ・プレミアまでは、取得までが明示されていますので、わかりやすいですね。
JCB ゴールド・ザ・プレミアをゲット後は、粛々とクレジットヒストリーを積み重ね、JCB ザ・クラスのインビテーションを待つ、という形になります。
ぜひ上記を利用してJCB ザ・クラスをゲットして下さい。
私の体験談とともに、JCB ザ・クラス取得の方法を以下にて解説しております。

JCBゴールドカード入会キャンペーン
JCBの一般カードからのアップグレード
JCBゴールドカードを申請していきなりの取得も可能ですが、審査が微妙・・・と思われる方は、JCB一般カード
からの積み重ねからも可能です。
厳密にはゴールドカードに改めて申し込む必要がありますが、クレジットヒストリーを積むことで審査のプラスになるかと思います。
入会にあたっては、こちらも上記と同様の初年度年会費無料のJCB一般カードの入会キャンペーンが用意されています。
JCB一般カードの入会キャンペーンはこちらから!
何かご質問があれば、お問い合わせください
入会についてやカードの使い勝手など、私の経験も踏まえお答えさせていただきますので、その際はご連絡いただければと存じます。
以下やこちらの記事のコメント欄からお願いします。